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咲苺side
シーンとした室内。
蓮温と優雨は私の話に当時を思い出すように懐かしい表情を浮かべていた。
三代目のメンバーは…
…自分達が想像もしていなかった私達の出会いに
…息をするのも忘れているかのように聞き入っていた。
「…それから…？どうなったの？」
エリーの問いかけに、私は微笑みながら続けた。
「へにゃへにゃと座り込んだ理事長にA様は軽蔑の眼差しを送ると…
当時の会長にこう言ったの。
『…お爺様…先日、私に“お前にもそろそろチームが必要だ”とおっしゃったのをお覚えですか？』
ニヤッと笑った会長は
『適任者を見つけたかい？』
そうA様に尋ねた。
A様は私達を見て言った。
『…彼らを私のチームに。』 」
7人全員が…
嬉しそうな…
何とも言えない顔で、寝ているA様を見た。
…
そう。
あの日、A様は…
…私達に未来への希望をくれた。
…
…
…
…
『おじいさま、彼らを…彼ら“４人を”私と共に連れて帰ります。』
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2018年10月23日 20時
