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翔side
俺の言葉に…メンバーは何も言葉を発しなかった。
いや…発することができなかった。
肝心なことは一切言わずに、ただ覚悟しろなんて言われたら、何言っていいか分かんないよね…。
だけど…俺が言えるのはここまでなんだ…。
申し訳ない気持ちになりながら食堂を後にして…コップの水をこぼさないように運ぶ。
部屋の前に着いて…
透さんを起こさないようにそっと入ったら
…目に映ったのは、ベットに組み敷かれてるA。
げ。
慌てて廊下に戻ってドアの隙間から様子を伺う。
透さん…何で今！？
助けに行くべき？
いやいや、Aなら本気出せば逃げれるよね？？
何で黙ってんの？？
聞こえてきたのは…
…透さんの永年のAへの切ない想い…。
ゴトッ
背後から物が落ちる音がして驚いて振り返る。
しまった、誰か来てるのに気づかないなんて！
呆然と俺の背中越しに部屋の中を見ていたのは…
「臣さん…」
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作者名：まる
| 作成日時：2018年3月17日 19時
