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直人side
初めて声を出して笑ったAを見て…俺も…目の前にいる臣も…そして他のメンバーも…何とも言えない幸せな表情になった。
でも、そのことに触れたら、きっと彼女は照れてまた無表情になっちゃいそうだから、皆できるだけ自然に接してる。
エ「それにしても、透さんって本当にAのことよく知ってるよねー？本当にただの同僚？元カレだったりしてー！」
実は気になって仕方がないことを…エリーがあっさり口にした。
「ッゲホ！！」
臣が飲みかけていたシャンパンにむせる。
……バレバレだよ、臣…。
岩「え！？そうなの！？元カレなの！？」
ワクワク顔の岩ちゃんに…Aはものすごく冷めた表情で「絶対にないです。」と即答した。
……ほ。
健「エリー、ちゃうやろ！元じゃなくて今カレかもしれへんやん！」
「「え！？」」
ハモったのは…勿論臣と俺…。
そっち！？
再度Aの方を見ると…さっきよりも冷たい顔で…
「今も昔も絶対にないです。」
言い切った。
…はぁー…
心臓に悪い。
聞きたいような、聞きたくないような色々なこと。
翔「…A、誤解されないためにも教えてあげなよ。透さんは警察時代の相棒だったんだよね？」
え？
隆「あ、そーなんだ？だからAのこと詳しいんだね〜。」
俺を含めた全員が納得の表情。
……でも……俺の勘だけど…ただの元同僚って思ってるのはAだけで、透さんにとってはAは特別な存在…そんな気がしてる。
「前途多難だな…。」
ため息とともに…小さく呟いた。
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作者名：まる
| 作成日時：2018年3月17日 19時
