Level S……2 (ページ2)

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臣side

やばかった…。

タンクトップ１枚のAさん。

細いんだけど…鍛えてるって言うのが分かる締まった身体。

だけど女性らしい曲線で…

「…あーーー！！！もう！」

忘れよう。一回忘れよう。

「臣さーん、俺の着替え使ってよ。ここ置いとくねー。して、俺も一回準備しに部屋に戻るからね！」

翔威の声がした。

シャワーから出て、翔威のスウェットに着替えて、リビングに入ると

………

俺が買ってきたおにぎりを頬張ってるAさん…。

めっちゃ可愛いんですけど…。

こっちに気づくと、ちょっと恥ずかしそうに笑って「沢山ありがと」って。

「どれ好きか分かんなくて…」

A「どれも好き。ありがと。」

モグモグしながら次は何食べようかなって顔でテーブルに並べたものに目移り…。

ぶはっ

たまらず吹き出した俺にキョトンとした後、また恥ずかしそうに笑って

「臣が買ってきてくれたものだけど…一緒に食べようか？」

2回目の呼び捨てにドクンと波打つ自分の鼓動を感じて

もう完全に恋に落ちた自分を自覚した。