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私を見下ろして…
隆二から出ている色気は尋常じゃない。
「…りゅ………じ……。」
私の声に、嬉しそうにフニャッと笑って、
大切そうに…
私のおでこから顔の輪郭を辿る隆二の綺麗な指は…
最後に…そっと私の唇をなぞった。
ゆっくり近づいて来た隆二の顔を直視するのは到底無理で…
ぎゅっと目を瞑った瞬間…
おでこに感じた柔らかな感触…。
驚いて目を開けると…
さっきと同じ、優しい顔をした隆二が言った。
「最初のキスが酒臭いのはないよな。今日はおでこで我慢しとく。」
…神様
…私には勿体無い人だとは分かっていますが…
…どうか、このまま…
彼の側にいさせてください。
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作者名：まる
| 作成日時：2018年8月12日 6時
