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「…えぇ！？同じ部屋！？！？」
宴もたけなわ…
プールで騒いで
いつものように散々飲んだメンバーは1人ずつ潰れ始めて…
そろそろ寝ようとした時…
「夜優は隆二と同じ部屋ね。」
健二郎を部屋まで運んで戻って来た臣が、私を見てさらりと言った。
「いや…ちょっ………えぇ？？嘘でしょ？部屋沢山余ってるじゃん！」
慌てふためく私に、臣は諦めろという表情で、私の膝枕で気持ち良さそうに眠る隆二を指差して言った。
「それ、はがせんの？」
「…どっちにしたって、部屋まで運ぶ時にはがすじゃん！」
「んー……無理だと思うけど？」
Aに助けを求めようにも、『食器片付けてくる！』ってキッチンに行っちゃって…
「とりあえず…運んでみてから考える…。」
ーーーーーーーーーーーーーー
「………。」
「だから言ったろ？」
得意げな臣の視線の先には…
2人がかりで部屋のベットまで運んだ後に、その場から離れようとした私の腕をぐっと引っ張ってベッドに引き入れて、抱き枕みたいにホールドした隆二…。
「…じゃあな。」
ニヤッと笑って立ち去る臣に
「裏切り者ー！！！」と涙目で小さく叫んだ時…
背後にピッタリとくっついていた隆二がくるっと起き上がって…
…組み敷かれた体制…
「…起きてたの…？」
「…時々？」
…
…
すぐ目の前の隆二に…
…心臓が破裂するかもしれない。
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作者名：まる
| 作成日時：2018年8月12日 6時
