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『こっちの仕事が終わったら、すぐに駆けつけるから、何かあったら逐一私と透と翔威にLINEして。』
ストーカーの正体が掴めるまで、隆二との接触を控えていたけれど…
どうにもならない状況がやってきてしまった。
また何かあったら…
…
そう思うと同時に…
…
隆二に会える…
…
どこかで嬉しくて小躍りしてる自分もいて…
「浮かれるな。これは仕事。」
自分自身に釘を刺して、ラジオ局前で待機。
黒いごつい車が次々と停まって…
私の愛する人は最後に降りてきて…
「夜優…久し振り。」
そう微笑むと…
すれ違いざま
「…すげぇ会いたかった。」
そう呟いて…
誰にも気づかれないように一瞬だけ私の手を握ってラジオ局に入っていった。
…
切り替えたはずの気持ちを…
一瞬にして翻して…
私を普通の女に戻してしまう…
大好きな人。
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作者名：まる
| 作成日時：2018年8月12日 6時
