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「…何故こうなったのか?」
あの後、無事に書類をHIROさんに渡して…
さて、帰ろうと歩いていたら掴まれた腕。
振り向けばにこにこしてる隆二。
「ねぇ、さっきの臣の言葉聞いてた?」
「登坂さん?」
「そう。Aはこの後俺らの焼肉に付き合うって決まってんだけど。」
…
そんなこんなのLDHルールで連れてこられた高級焼肉店…。
嬉しそうに注文してる3人組の男の子を見て…
微笑ましい気持ちになりかけ…
「…ちがーう!」
思わず握り拳でテーブルを叩いたら…3人組の視線が一斉に注がれた。
「何で焼肉!?」
岩「え!焼肉嫌だった?!」
隆「まじ!?」
臣「…先に言いなよ、仙崎さん。」
「そう言うことじゃなくて!!」
話が通じない東洋人にクレームをしようとした時…
私のスマホが鳴った。
ディスプレイを見て…
見なかったふり…。
「…鳴ってるよ?」
不思議顔の岩田さん。
「…そうですね。」
「…出なくていいの?」
首を傾げる隆二。
「…出た方がいいですか?」
「…出たくない相手なの?」
心配そうになる登坂さん。
「母です。」
「「「…出ようよ!!」」」
…皆さん、親孝行ですね。
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作者名:まる | 作成日時:2018年6月9日 22時