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臣side
「…遅いなぁ……。」
桜智さんがスマホを見ながら少し心配そうな顔になった。
仙崎さんが温泉に入りに行って、1時間半…。
1人でゆっくり入っているにしても…遅い…。
体調が戻ったメンバーとATSUSHIさん、啓司さんと雑談しながらゆっくりしていたけれど、桜智さんの言葉に不安になった時だった。
??
遠くから聞こえてきた救急車の音。
「…近い?」
音の行方を確認するために、全員が黙り込んで静まり返る室内。
…
…
「え?」
驚いて皆で顔を見合わせた。
「ここで止まらへんかった?」
「…とまった。」
湖に面した部屋からは外の様子が伺えない。
「…ちょっと……見てくる。」
桜智さんが緊張した顔で立ち上がり
「俺も行く。」
直己さんがその腕を掴んだ。
「…直己…目立つからここにいて?」
桜智さんは苦笑いして直己さんの掴んだ手をそっと放して部屋から出て行った。
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作者名:まる | 作成日時:2018年6月9日 22時