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「…え？え？？？」
パニック状態の桜智に…
事情を知らないあっちゃんと啓司君はぽかんとしてて…
私は嬉しさのあまり、興奮しすぎて隣りに立ってる隆二をバシバシ叩いて小さく叫ぶ。
「なにこれ！なにこれ！すごい！！」
「いてぇって！」
笑いながら隆二は
「折角だから、旅の最初に付き合っちゃった方が色々思い出できるじゃん？皆で直己さん説得した」
そう耳元で教えてくれた。
「…返事…もらえる？」
少し不安そうに桜智を見上げる直己さん。
私がそっと桜智の背中を押すと…
振り返って嬉しそうに微笑んだ桜智は…
「…よろしくお願いします。私も大好きです。」
そう言って、泣き笑いで花束を受け取った。
「「「「「「いぇーい！」」」」」」
メンバーが一斉に叫んで…
皆で直己さんを胴上げしてる。
まるでプロポーズに成功したみたいな様子に、私の気持ちまであったかくなった。
「桜智…？」
「ん？」
「幸せにしてもらえ！」
祝福の気持ちを込めて思いっきり抱きついた。
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作者名：まる
| 作成日時：2018年6月9日 22時
