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臣side
「俺らも同じ温泉にしてもらいましょー!」
ニッコニッコの末っ子。
「なんつー温泉だっけ?俺、マネージャーにLINEしとくわ。」
早速スマホを取り出す隆二。
仙崎さんは口をパクパクさせてて、桜智さんは呆れた顔で笑ってる。
「A、すっかり懐かれてるねー。」
「懐かれてる!?これ、懐かれてるって言っていいのかな!?私、そろそろ、パワハラじゃないかとさえ思いだしてるんだけど!!」
頭を抱えて信じられないと首を横に降る。
「ま、人数多い方が楽しいんじゃない?」
「……この前も思いましたけど、桜智さんの適応力って凄いですよね。」
「ん?そう?引く?」
「いえ、仙崎さんがこんなんなんで助かります。」
「…ちょっと、こんなんってどういう意味!?」
「おっ。敬語抜けてきた!」
「そこ!?今そこに反応!?私の話聞いてる!?」
「まあまあ、落ち着きなってお二人さん。んで、仙崎さんの用足しって?」
隆二が脱線した話を元に戻す。
?
チラッと仙崎さんの方を気にした桜智さん。
その視線に気付きながらも、なんてことないように仙崎さんは言った。
・
・
「父の墓参りです。」
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作者名:まる | 作成日時:2018年6月9日 22時