本日のお相手を。 (ページ24)

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『ユンギさん！やめてくださいっ！』

YG「これ、つけられたんだろ？」

首筋のあたりを指でなぞる。

"痕"をぎゅっと押されて、痛みが走る。

『痛っ...』

涙が頬を伝う。

怖くて動けない。

その時だった。

?「ユンギヒョン！何してるんですか！」

ジンさんと男の人が駆け寄ってきて。

ジンさんがユンギさんを引き剥がす。

その場に崩れ落ちると、優しく肩に手が置かれた。

?「大丈夫？」

『....はい..』

?「ジニヒョン、ユンギヒョンをお願いします。僕、Aちゃんを運びます。」

JN「奥のベッドに運んであげて。」

?「分かりました。」

体がふわりと浮く。

その人の服を握れば、

?「もう大丈夫だから。落ち着いて。」

にこりと微笑んで、店へと入る。

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ベッドに座れば、温かいコーヒーを手渡してくれて。

『あの..名前...』

?「あ、僕？パクジミンです。」

『ジミンさん..ありがとうございます。』

JM「ううん。ユンギヒョン、ああいう所あるから。僕たちがもっと早く止めておけば良かったんだ。」

隣に腰をおろして、どこか一点を見つめながら話すジミンさん。

一緒に個室にいた時のユンギさんとは違った。

言葉が悪いのかもしれないけれど、"裏"とでもいうのか。

JM「落ち着くまでここに居ていいからね。」

そう言って立ち上がるジミンさん。

『っ..待ってください！』

気がつけば、ジミンさんの腕を掴んでいて。

少し驚いたような顔で振り返る。

『ごめん..なさい...』

JM「..側にいるから。大丈夫だから。」

抱きしめられて、背中をゆっくりとさすられる。

怖いんじゃない。

ただ、何故か1人になるのが嫌なんだ。

ジミンさんの腕の中で、目を閉じる。

規則正しいリズムを刻む心臓の音を聞きながら、

いつの間にか眠ってしまった。