真剣な ページ10
次の日、病室に行くのが怖くて家でゲームしてた。
でも、全然集中できなくて…赤いおじさんが何度も穴に落っこちてる
無理やりキスしたこと、怒ってるかな…
謝りに行かなきゃ、って思うんだけど勇気が出ない。
もう姉ちゃんも退院しちゃってるし、姉ちゃんに会いに来たついで、なんて言い訳もできない。
でも、もうAと会えなくなっちゃうかもしれない。
それは、嫌だから…
あぁ、もう！
うじうじすんのなんて俺らしくもない！
適当に近くにあった服を着て、ぼさぼさの髪を手ぐしで整える。
病院近くの結構な値段のするアクセサリー屋に入って、綺麗な指輪を眺める。
でも、これはいつか…
二人が大人になった時に、Aの薬指に…、って。
らしくもない妄想なんかして。
結局それと同じようなデザインのネックレスを買った。
シルバーの箱に入れてラッピングしてもらって、それを大事に抱えたまま病院まで走る。
Aの病室に行くと、知らない女の人と何か話してた。
女「でもね………だから…………ここじゃ…で」
あ「私…………きな、…と……から…」
ぼそぼそと話してて何を言ってたのかはわからなかったけど、真剣な顔してるAの姿を見て、あんまりよくない話なんだろうなぁ、って思った。
帰るか待つか考えてたら、Aが俺に気付いた。
あ「和、くん…」
そう、唇が動いたように見えた。
すると、女は俺の事を見てから、カバンを持ち、「また来るわ」って言って帰って行った。
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か〜なん(プロフ) - のんさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまってすいません…・もうすぐ完結の予定なので、最後まで付いてきて下さると嬉しいです(*´∀｀*) (2015年2月28日 22時) (
レス) id: d79f013d4a (このIDを非表示/違反報告)
のん - すごく.ドキドキする話で早く続き読みたいです! (2014年8月21日 8時) (レス) id: e8d2e5b18c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：か〜なん | 作成日時：2014年8月9日 1時
