笑いあう ページ6
あ「和くん…」
和「A…どうして…大丈夫なんですか…？」
あ「うん、私は大丈夫。あの時、和くんたちが病室の前にいたのが見えてね？心配、させちゃったかなぁ、って…」
ちょっと悲しげに、無理して微笑むA。
その手には点滴の針が刺さってて、チューブから液体の入ったパックにつながってる。
それをガラガラと引きずる姿は、もう完璧に病人で。
さっきの姿が鮮明に浮かんできて、かわいそうだなぁ、って思った。
和「うん、心配したよ…ふふ、まぁ、無事でよかった…」
あ「…ありがと、和くん。」
ありがと、って言われて、ちょっと照れる。
両手で顔をこするように隠す。
姉「あのー…」
あ、姉ちゃんもいるの忘れかけてた…笑
和「あ、A。これ、俺の姉ちゃん。で、姉ちゃん、このこが、A。」
二人にお互いを紹介する。
あ「よ、よろしくお願いします！わ、私、二宮Aって言います」
姉「よろしくねー、Aちゃん♪私はこいつの姉ちゃん。じゅんちゃんって呼んでねー♪あ、姉ちゃんとかでもいいけど」
和「あーもう、はいはい、姉ちゃんの呼び名なんてどーでもいいの！笑」
姉「もぉー、大事なところでしょうに！」
なんてワイワイ姉ちゃんといつもみたく話してたら、「クスクス」ってAの笑い声。
あ「ふふっ、仲良いね、お姉さんと和くん」
その笑顔を見て姉ちゃんも、俺も、心底嬉しくなって、三人で笑い合った。
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か〜なん(プロフ) - のんさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまってすいません…・もうすぐ完結の予定なので、最後まで付いてきて下さると嬉しいです(*´∀｀*) (2015年2月28日 22時) (
レス) id: d79f013d4a (このIDを非表示/違反報告)
のん - すごく.ドキドキする話で早く続き読みたいです! (2014年8月21日 8時) (レス) id: e8d2e5b18c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：か〜なん | 作成日時：2014年8月9日 1時
