俺の気持ち。 ページ30
目を開けた先にあったのは、白い天井。
すぅ、と息を吸い込んだ。
…微かに香る、Aの香り…
…A…！
バッと体を起こす。
そこには、困ったような顔をして笑う、相葉さんがいた。
和「あ…相葉、さん…。」
雅「目、覚めた？
…急に倒れちゃったから、びっくりしちゃったよ。
えと、今日は…どうして？」
和「…分かるでしょ？Aのお見舞いですよ…
なのに…もう、Aは…っ！」
八つ当たりなんて、意味ないってわかってる。
だけど…やり場のない思いをどこかに吐き出したくて…
相葉さんの胸ぐらを掴んで、怒鳴ってた。
和「なんで！なんで俺にあの時言ってくれなかったんすか！？
俺がついていてあげたかった…！」
雅「君に…何が分かる？
俺の気持ちなんてこれっぽっちも分かんないくせに…！」
ドン、と軽く突き飛ばされて、ベットに倒れこむ。
和「俺の…気持ち？」
雅「お前に分かる？俺の気持ちが！
ずっと…ずっと好きだったのに！
血が繋がってるから意識もしてもらえない、苦しんでるAの事を…抱きしめて…キスする事も出来ない！
知らない間に彼氏が出来てて…応援してあげるしかない俺の気持ちが…お前なんかに…分かるわけがないっ！」
そう叫んだ相葉さんの顔は切なくゆがんでいて…
何も言葉を発する事が出来なかった。
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か〜なん(プロフ) - のんさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまってすいません…・もうすぐ完結の予定なので、最後まで付いてきて下さると嬉しいです(*´∀｀*) (2015年2月28日 22時) (
レス) id: d79f013d4a (このIDを非表示/違反報告)
のん - すごく.ドキドキする話で早く続き読みたいです! (2014年8月21日 8時) (レス) id: e8d2e5b18c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：か〜なん | 作成日時：2014年8月9日 1時
