新しい恋を… ページ25
え、A…？
どこかウロウロしてんのかな…
なんて、そんなわけないって分かってんのに…
俺があげたワンピースも、いつも置いてあった綺麗な花も。
病弱なAには必要不可欠な薬が沢山入った可愛らしい小物入れも、ネックレスも。
全部、全部…綺麗さっぱり、無くなってた。
その代わりに、ベッドに置いてあったのは綺麗な封筒。
”和くんへ”
そう、綺麗な文字で書かれていた。
封筒を開けると、1枚の便箋と、1つの押し花。
”和くんへ
急にいなくなっちゃって、ごめんなさい。
一緒にデートができた事、凄く嬉しかった。
沢山思い出を貰えて、死にたくない、って…
そう思えるようになった。
全部全部、和くんのおかげです。
ありがとう。
お礼に…なるかは分からないけど。
私の宝物を、入れておきます。
この押し花は、恋ができますように…って夢を叶えてくれた私のお守り。
和くんにも、新しい恋が訪れますように…って祈ったから、きっと叶うよ？
和くん、大好き。
新しい恋をして、新しい人生を歩んでください。
Aより”
読み終わると、大粒の涙が溢れた。
…新しい恋なんて、できるわけない。
Aより大切に思える人なんて…できるわけ、ない…
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か〜なん(プロフ) - のんさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまってすいません…・もうすぐ完結の予定なので、最後まで付いてきて下さると嬉しいです(*´∀｀*) (2015年2月28日 22時) (
レス) id: d79f013d4a (このIDを非表示/違反報告)
のん - すごく.ドキドキする話で早く続き読みたいです! (2014年8月21日 8時) (レス) id: e8d2e5b18c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：か〜なん | 作成日時：2014年8月9日 1時
