なかった ページ24
翌日、俺はAの病院に行けなかった。
母ちゃんのほうの婆ちゃんが倒れた、って一本の電話。
その電話をうけて、家族で婆ちゃんが搬送された病院に行っていたから。
婆ちゃんは、割とケロっとした顔してたから、家族でホッと息を吐いた。
「もぉー、心配させないでよー、お婆ちゃん！」
そう言って笑う姉ちゃんの後ろで、ハハ、て笑いながらAの事を思い出す。
相葉雅紀…って、言ったっけ？
あの人の、真剣な目が頭から離れない。
Aの体調が悪くなった、とか…？
不安で仕方なくなるけど、明日行くからいいかな、なんて、そんな軽い気持ちでいたんだ。
それより、昨日のキスが…
ニヤニヤ。
姉ちゃんに「何その顔。キモっ！マジできもい。
兄弟だと思われたくないわぁー…」
なんて言われたけど、ニヤニヤはとまらない。
それを誤魔化すみたいに、姉ちゃんの頭を軽く叩いて「バーカ」って言うと、姉ちゃんはムキーッて分かりやすく怒った笑
バカみたいに、笑って、家に帰って。
いつもみたいに病院に行ってAの病室を開けると…
．
．
．
．
そこに、Aの姿は…なかった。
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か〜なん(プロフ) - のんさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまってすいません…・もうすぐ完結の予定なので、最後まで付いてきて下さると嬉しいです(*´∀｀*) (2015年2月28日 22時) (
レス) id: d79f013d4a (このIDを非表示/違反報告)
のん - すごく.ドキドキする話で早く続き読みたいです! (2014年8月21日 8時) (レス) id: e8d2e5b18c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：か〜なん | 作成日時：2014年8月9日 1時
