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気づかない ページ23
相葉雅紀と名乗ったその男は、Aと二人で話したい、と言った。
本当は離れたくなんてないけど…相葉さんの目が真剣で、思わず「帰ります」なんて。
Aに手を振ると、ふんわり微笑んでくれて、そのまま病室を出た。
病院をでて、潤くん家に置いてた荷物を受け取って、家までの暗い道を歩いた。
Aの唇の感触を思い出してはニヤニヤして、ドキドキして。
ククク、なんて笑っていると、家の近くのショッピングモールが目に入った。
今日の思い出を、写真にして、Aに渡したら喜ぶかな…
笑う顔が見たくて、可愛らしいフォトフレームなんかも買っちゃって。
写真をきれいにコピーしてもらって、満足して…また帰り道を歩き出す。
Aの写真を見ては、嬉しくなって。
鼻歌交じりに歩く俺は、まだ気づいていなかったんだ。
Aの病気の悪化…
そして、大切なものが…なくなってしまう時が近づいてきている、ということに…。
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か〜なん(プロフ) - のんさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまってすいません…・もうすぐ完結の予定なので、最後まで付いてきて下さると嬉しいです(*´∀｀*) (2015年2月28日 22時) (
レス) id: d79f013d4a (このIDを非表示/違反報告)
のん - すごく.ドキドキする話で早く続き読みたいです! (2014年8月21日 8時) (レス) id: e8d2e5b18c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：か〜なん | 作成日時：2014年8月9日 1時
