出会えてよかった ページ21
急なキスにびっくりした様子のAの、目を見つめる。
和「…急にキスして、ごめん…。
今日、デートできて、楽しかった。
ありがとね…？
…また、来るから」
Aの目が、悲しみを映していたように見えて、慌てて帰ろうとする。
そしたら、「待って！！」ってAの大きな声。
そして、そのあとに聞こえた咳き込む音。
コホッ、コホッ、って苦しそうなAのもとに近づいて、背中を優しくさすると、安心したような笑顔を見せた。
咳が止まり、落ち着いてきたAは、小さな声で呟いた。
あ「…もうちょっとだけ、一緒にいたい…。
だめ…？」
潤んだ目が真っ直ぐに俺を見つめてて、「大丈夫だよ」と言うと、ふわ、と笑った。
あ「…今日、デートできて楽しかった。
キス…してくれて…嬉しかった。
…好きだよ、和くん。
………出会えて、よかった…」
いつになく真剣なAの言葉に疑問を抱いたけれど、好き、という言葉にそんな疑問は飛んでいった。
和「俺も…好きだよ。
ね…もっかい、キス…してもい？」
そう聞くと、Aは照れたように頷いたから、Aの唇にそっとキスを落とした。
思いが通じ合った、デートできた、そんな喜びからか、唇を離したくなくて、何度も何度も、キスを繰り返した。
ﾊｧｯと艶っぽい声が響く。
唇を離して見つめ合う。
今までに見たことのない艶っぽいAの手が俺の首に回って。
また、キスを繰り返した…。
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か〜なん(プロフ) - のんさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまってすいません…・もうすぐ完結の予定なので、最後まで付いてきて下さると嬉しいです(*´∀｀*) (2015年2月28日 22時) (
レス) id: d79f013d4a (このIDを非表示/違反報告)
のん - すごく.ドキドキする話で早く続き読みたいです! (2014年8月21日 8時) (レス) id: e8d2e5b18c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：か〜なん | 作成日時：2014年8月9日 1時
