優しいキス ページ20
Aの病室に行くと、すぅ、と小さな寝息が聞こえた。
起こしちゃうのも、悪いしな…
なんて思いながらも、Aの近くに行くと、気配に気づいてゆっくりと開いたAの目。
あ「…和、くん…？」
目をこすりながら聞く姿は、まるで猫のようで、すごく可愛かった。
和「ん、そうだよ？
和くんですよ？」
そう冗談めかして言うと、Aはクスクスと可笑しそうに笑った。
ベッド脇に置いてある椅子に腰掛けると、俺の手をAの華奢な手が包み込んだ。
あ「…ごめんね？
私のせいで、櫻井先生に怒られちゃったでしょう？」
泣きそうな哀しい顔をして、謝るA
なんだか、今日は色々な表情のAが見れた気がする。
そう思うと、嬉しくっておでこにそっとくちづけた。
唇から伝わって来る、Aの熱。
唇を離すと、恥ずかしそうに目を伏せながら、オデコを押さえてて。
その姿を、携帯で写真に収めた。
カシャ、って音に反応してハッと顔を上げたA。
そのAの頬にそっと手を沿え、優しく、キスを落とした。
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か〜なん(プロフ) - のんさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまってすいません…・もうすぐ完結の予定なので、最後まで付いてきて下さると嬉しいです(*´∀｀*) (2015年2月28日 22時) (
レス) id: d79f013d4a (このIDを非表示/違反報告)
のん - すごく.ドキドキする話で早く続き読みたいです! (2014年8月21日 8時) (レス) id: e8d2e5b18c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：か〜なん | 作成日時：2014年8月9日 1時
