お花畑 ページ15
和「わっ、ごめん！」
慌てて病室から出ると、おそらく真っ赤であろうほっぺたを抑えて、病室の前に座り込んだ。
白くて綺麗ななめらかな肌。
…A、すっげぇ細かった…
体を見ると、やっぱり病気なんだなぁ、って思う。
俺が帰ったあととか、よく発作が出て大変だって、櫻井先生言ってたし。
早く、よくなるといいなぁ…
なんて考えてたら、着替えが終わったAが真っ赤な顔して出てきた。
あ「…和くん、終わったよ…///」
和「あ、あぁ…行こっか…///」
二人でなるべく人に会わないように病院を抜け出す。
近くのコンビニによって、トイレで男服に着替えた。
この女装服は、すぐ近くの潤くん家でも置いとくかな…
袋に入れて、二人でうでをくんであるきだす。
あ「ねぇ、和くん？あれ、何？」
和「あれは、スカイツリー。ニュースとかで見てないの？」
あ「…テレビ見ても、どうせ行けないってわかってるから…テレビはあんまり見ないの。」
和「…そっか」
なんとなく気まずい雰囲気の中、潤くんの家に向かって歩く。
和「今から行くところね、潤くんの家。俺の友達の家なんだけど、そこに荷物置かせてもらおっか」
あ「いいの？そのお友達に迷惑じゃない…？」
和「うん、大丈夫。潤くんに許可ももらってるしねー」
ちょっとした嘘をついた。
許可もらってるって言わないと、Aはきっと遠慮するだろうから。
あ「…和くん、私ね、ここ行ってみたいの。」
突然Aが写真を差し出してそういった。
綺麗な花がたくさん咲くお花畑。
そこには、俺が上げたネックレスの花に似た花がたくさん咲いていた。
俺と一緒に、行きたいってことかな‥？
でも…
和「うーん、今日はいけないかな…ごめんね、また二人で行こうね？」
俺がそう言うと、Aは少し俯いて、「ん・・・行けたら・・・ね」
って曖昧な言葉を残した・・・
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か〜なん(プロフ) - のんさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまってすいません…・もうすぐ完結の予定なので、最後まで付いてきて下さると嬉しいです(*´∀｀*) (2015年2月28日 22時) (
レス) id: d79f013d4a (このIDを非表示/違反報告)
のん - すごく.ドキドキする話で早く続き読みたいです! (2014年8月21日 8時) (レス) id: e8d2e5b18c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：か〜なん | 作成日時：2014年8月9日 1時
