一目ぼれ ページ2
和「あ、すいません…間違いました…」
そう一言詫びて、出ていこうとすると。
あ「あ、あのっ…」
って、少し高めのきれいな声に呼び止められた。
和「はい？なにか…？」
少し振り返って聞いてみると、彼女は俯きがちに、言った。
あ「…私、ずっと入院してるんです。だから、友達とかも、いなくて…あの、それで…少しだけ、お話してください…」
正直、ドキッてした。
ふわって風になびくきれいな髪も、ちょっとだけ桜色になってる頬も。
全てが俺を虜にした。
和「はい、良いですよ？」
俺が一言そういうと、彼女は綺麗に微笑んだ。
あ「ありがとうございます！」
って、大きな声を出しながら。
和「あ、でも、ちょーっとだけ待っててもらっていいですか？俺、姉ちゃんが事故にあっちゃったもので。」
俺が言うと、ふわって笑って「はい、大丈夫です！」って。
それから数秒たってから、「えっ！！事故！？え、お姉さん大丈夫なんですか!?あぁ、すいません、私が呼び止めちゃったから…」って慌てだした。
そんな姿が可愛くて、つい。ふって笑っちゃったんだ。
和「電話するから、ちょっと待ってくださいね？」
携帯を出して、母ちゃんに電話したら、ワンコールで母ちゃんは出た。
母「和！姉ちゃん無事よ！」
和「あ…そ。良かった…んふふ、姉ちゃんに俺あとから行くって言っといて？
あ、てか何号室なの？……あぁ、はいはい、了解。２１６号室ね、分かった。
ん、じゃね、ばいばい」
電話を切って、彼女の方を見ると、じーって俺を見て、またふわって笑った。
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か〜なん(プロフ) - のんさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまってすいません…・もうすぐ完結の予定なので、最後まで付いてきて下さると嬉しいです(*´∀｀*) (2015年2月28日 22時) (
レス) id: d79f013d4a (このIDを非表示/違反報告)
のん - すごく.ドキドキする話で早く続き読みたいです! (2014年8月21日 8時) (レス) id: e8d2e5b18c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：か〜なん | 作成日時：2014年8月9日 1時
