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鎖は解いて糸で結ぶ ページ8

『樹っ、』



抱き抱えられたまま樹が乗ってきた車に乗せられて



たどり着いたのは、





『ここ、、』




昔、お母さんがいなくなってから


寂しくなったらよく1人で来ていた海。






『懐かしい、、』






毎回、少し暗くなると樹が「Aっ!」


って言って探しに来てくれて、



たくさんお話聞いてくれて、


家まで一緒に歩いてくれて。。








樹「俺さ、罪悪感からAといた訳じゃないから。」





『え、、?』







樹「Aがそう思ってるのかなって薄々気づいてた。



俺がAに縛られてるって。





けど、俺にはその理由が無いと


Aと一緒に居る資格ねぇから、








ずっと、



Aを守りたかったのに









1番守れなかった俺が



一緒に居たいと思ったら駄目だって思って。」









なんで、っ、






『矛盾、してるよ、、笑』









樹は、自分のせいでお母さんがいなくなった


って罪悪感から私にかまってくれてる



って私はずっと思ってて。



私は樹を縛ってるって頑張って手放して。。

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作者名:しらゆき | 作成日時:2020年11月13日 11時

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