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zm.side
夕方、街中を見回っていた時だった。
叫び声が聞こえ、ダッシュで向かうと、女性が人質にされとった。
助けるべく前に進んだ瞬間、上からそいつが降って来た。
ここら辺の国では見ない、ひとらんの持ってる刀に似た小さな剣を使い、人質にされた女性を救い出した。
そいつは上着だけ残して走り去った。
その上着を回収し、城に一旦帰って報告。
観光客の可能性も見て、会議で捕獲が決まった。
俺がそいつの特徴を話している時、大先生が知っとるかも、って言ったことで大先生が接近する事に決まった。
特徴を知ってる俺は、影からの大先生の護衛兼そいつの監視。
とあるお店に入ったとこで、大先生と並ぶ男が夕方の奴だと確定出来た。
大先生が店を出た後、少ししてそいつも出てくる。
話の流れで、大先生が正体明かして、そいつは面倒臭そうに話をしていた。
なんや、軽く戦闘出来て正義感あるだけのやつか？
そう思った矢先。
『...帰らせて貰えるなら、もっと面倒になる前にいく。後ろが怖い(震え)。』
後ろで隠密してる俺を見付けた。
なんでや、自分で言うけど、他の軍相手でも俺は気配を取られない。
なのにバレた。
観光客かと問えばそんな訳が無いと答える。
観光客か、と聞かれた一般人は普通は「違う、国民だ。」又は「そうです。」としか基本答えないわ。
そんな訳が無い、"観光客"である事の否定の仕方には少し可笑しいんや。
相手も自分で気付いたんやろーな。
諦めた様について行くといい、大先生に小刀を渡した。
その後、オスマンとの尋問が始まる前に、机に手を置いて話を始めた。
手を見える位置に出して無抵抗だと言ってるんか。
そんなん分からんけど。
話を聞いてく中で、教わって身に付けた力だと言っていた。
観光客の隠語に気付いたんは大先生のガバらしいわ。
絶対後で粛清されるんやろな。ご愁傷さまや。
...にしても、グルッペンは何考えとるんか。
アイツと話がしたい！なんて尋問室の前で待機しとる。
まぁ、グルッペンに手出ししたら俺が殺 すけどな。
続く (更新停止中)
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作者名：ゆとは | 作成日時：2018年12月30日 17時
