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HJ
ゲームに負けてコンビニでお菓子やらを買いに行ったら
公園のベンチで歌いながら夜空を見上げている人が居た
聞こえてくるのは僕らの曲で、その歌声はヌナだった
「帰らないの？」
HJ「ヌナこそ」
「まだ眠たくないんだよね…ㅋㅋ」
HJ「…いつもここで、眠くなるまで座ってるの？」
そう聞くと"うん"と頷いて、つけていたイヤホンを片付けた
HJ「危ないよこんな暗いのに」
「うん、分かってる。でも落ち着くんだ…」
夜空を見上げるヌナの表情は、なんだか凄く綺麗だった
HJ「A」
「…はい」
HJ「そろそろ名前で呼んでもいい？」
初めて会った日から流れで"ヌナ"って呼んでいるけど
正直僕は、名前で呼びあってるヒョン達が羨ましかった
「急に名前で呼ばれたからびっくりしちゃったよ 」
HJ「で、ダメ？」
「ううん、全然いいよ。むしろ今までヌナ呼びありがとうㅋㅋ」
HJ「どういたしまして」
「なんであんなに気に入ってたんだろ…」
HJ「覚えてないの？」
「うん…」
何年も前の事を頑張って思い出そうとしてる
「…あっ」
HJ「思い出した？」
「あの時のヒョンジン、まだ前髪が重めで幼くて。ヌナって呼んだ時の顔が可愛いくてそれで気に入ったのかも…」
HJ「へぇ…」
「うん、これだ」
そんなに可愛かったかな、僕
＿
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作者名：momo | 作成日時：2023年9月20日 17時
