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IN
このまま部屋に戻って一人にさせるのが怖くて
帰ろうとするヌナを呼び止めた
「ごめん…」
IN「何で謝るの？」
「これ以上話したら…泣くかも…」
思いっきり泣いていいのに
IN「年下で頼りないかもしれないけどさ…もっと頼ってよ」
「…」
IN「僕も男だよ？」
ヒョン達には負けるかもしれないけど
僕にだってヌナを守れる
「んっ…ごめんっ…」
IN「うん」
呼吸が苦しくならないように
一定のリズムでヌナの背中を優しく叩いた
「はぁ…。スッキリしたかも」
IN「部屋戻る？」
「うん。…イエナ」
IN「ん？」
「ありがとう」
ヌナの頬には涙の跡が残っているけど
表情は先程よりもスッキリしたように見える
「じゃあね」
IN「またいつでも来ていいよ？」
「うん…ㅋㅋ」
ヌナはバイバイと手を振って部屋に戻って行った
次の日、集合場所であるロビーに行くと既に集まっているスタッフさんと共に楽しそうに会話をしているヌナがいた
「あ、イエナおはよ〜」
IN「おはよう」
「他の皆も早く来ないかな…」
IN「僕達が早すぎるんだよㅋㅋ」
「確かに…ㅋㅋ」
笑顔が戻ってよかった
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作者名：momo | 作成日時：2023年9月20日 17時
