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｢彼氏は居ないし、恋愛する気もないです｣
男｢そう…なんですね…｣
｢なのでそういった話はしないで欲しいです。さっきの会話、盗み聞きなんてよくない事は分かっていたけど全部聞いてました。私はアイドルに人生をかけてるんです。だから…｣
今までの気持ちが爆発したのか、思った事がスラスラと口から出てしまって止められない
でも、このまま言われるばかりはもう嫌だ
SM｢うちのメンバーに何か用？｣
｢…スンミナ｣
男｢いや、挨拶をしようと思って｣
SM｢挨拶だけ？｣
男｢はい…｣
SM｢じゃあ何で彼女は泣いてるの？｣
私は、自分が泣いている事にすら気づいていなかった
SM｢君たちの会話僕も聞いてた。というか聞こえてた｣
男｢あれは…｣
SM｢Aは、人一倍努力して今ここに居るんだよ。だからそういう目でうちの大切な人の事見ないでくれるかな。迷惑だから｣
男｢す、すみませんでした｣
SM｢そこにいるお友達もね｣
男の子達はまた走って行った
やっぱり嘘だったんだなって、悲しみよりも呆れが勝つ
SM｢メイク、直してもらいに行こ｣
｢…うん｣
楽屋に戻るとオンニしか居なくて安心した
綺麗だったメイクが一瞬で崩れてて驚かれたけど
staff｢収録は以上になります！お疲れ様でしたー｣
今日は一日が長く感じたな…
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作者名：momo | 作成日時：2023年9月20日 17時
