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収録時は必ず皆で写真を撮り合ってる
メイクオンニがいつも綺麗にしてくれるから楽しい
｢いい感じの壁発見…あ｣
近くにさっき声をかけてくれた男の子が居た
あの時何を言おうとしてたんだろ…
«結局あの人と話せたの？»
男｢少し話して、逃げた｣
«何だそれㅋㅋ»
男｢あれはもう美人すぎて無理。｣
«へぇ〜»
美人ね…
FL｢ヌナー、00'sで写真撮ろ！｣
｢うん、撮ろ｣
男の子達は携帯をいじりながら話していて、私の存在には気づいてないみたい
盗み聞きなんかして何してるんだ私は
男｢同じグループの人が羨ましいわ｣
«まぁな、でも彼氏居そうじゃん»
男｢居るよ絶対｣
«メンバー同士で付き合ったり？»
男｢それは…有り得るㅋㅋ｣
男の子達に一番近い位置にいる私には全て丸聞こえ
何だか胸がザワザワして、上手く笑えてなかったかも
FL｢よし、撮れたよ｣
｢ありがとう！…私飲み物買ってくるね｣
少しこの場から離れたくて、あの時の男の子のように私も逃げた
かっこいいって言ってくれたの嘘だったのかな
ちょっと嬉しかったのに
«今声かけるチャンスだから頑張れよ！»
男｢あっ…｣
｢…さっきの｣
男｢はい、えっと…サランさん！｣
｢…はい｣
男｢連絡先交換しませんか！？｣
予想していた言葉がそのまま返ってきた
こういうのは初めてじゃない。皆とにかく私と連絡先を交換したいらしいけど、気分がいい感じはしない
｢ごめんなさい、交換できません｣
男｢そうですよね…すみません｣
｢あと、私には彼氏は居ません｣
男｢え？｣
いつもなら断って終わりなのに、私らしくない
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作者名：momo | 作成日時：2023年9月20日 17時
