かわいいのはお前だ【青葉城西】

いちかわ ページ1

入学して通い始めた学校、青葉城西。


なんでもバレーの強豪校だとか。


おれは体調が優れなくて実質1週間後の今日から登校になる。


おれの恋人(カレシ)は烏野高校でバレー部入ったみたいだし従兄弟も今年で最後だけどバレーをしている。


だからおれもマネージャーをやるって決めていた。



……まぁ理由はそれだけじゃなかったり。


何ってだって青葉城西の先輩達。

みんなめちゃくちゃかわいいんだよ？

ほら、かわいいは正義だから。

及川先輩も岩泉先輩も、もちろん他の先輩も。



だから是非ともマネージャーがしたい。








.








「あー、ごめんねー。今マネージャー1人いるし募集してないんだよねー。」


あっさり断られた。

しかも超外面スマイルで。


まぁでもこんなことで諦めるおれじゃない。


『……、分かりました。』


そう言うと内心ほっとした表情をする及川先輩。

だけどそんな先輩の顔を見つめながら続ける。


『ではまた日を改めて来ますね。』

「……はい？」

『おれ、ここで諦める訳にはいかないので。』


さすがに目を見ながらじゃないと失礼だろうと見ていたもののだんだんと及川先輩のかわいさに照れてしまい最終的には顔を背けてしまった。


その日から毎日及川先輩の所へと通い続けた結果、先輩は折れてくれた。


「はぁ…いい？変なことしたら即退部だから。あと、みるにも手を出さないでよ。」

『はい。心得てます。』


嬉しさのあまり口元が緩む。

あぁ、楽しみだな。


おれのマネージャーライフ。

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