[ダンボール戦機]炎中の桜LBX

第41話 ページ43

その弾を投げた小さな影はアキレスを助け
ヒルヨたちのいる高台に持ってきた。

それは女性型の白いLBXだった…


「！(このLBX…パンドラ！？)」


「味方…？」


「待て、そうとは限らない。」


パンドラと呼ばれた白いLBXは
素早いスピードで機械に近づく。


「すごい、あの2つのアームをかわしている。」


「クノイチ以上のスピードだわ。」


パンドラはまた煙幕をはると
アキレスを持ち上げ、コンテナに投げる。


「やっぱり敵か！
気を付けろバン！」


カズヤがそう言うと
パンドラはバンとヒルヨを見る。


「……」


するとバンのCCMにメッセージが届いた。


「メッセージ？
…コンテナを落とせ“PANDORA”」


「…(やっぱり…)
コンテナって上にあるあれよね…」


「うん…」


「…(パンドラなら何か意味があるはず…)」


ヒルヨがそう思っていると
今度は彼女のCCMが鳴る。


「…サーモグラフィー？」


「あいつの上から見たグラフだな…」


「…なるほど…
この赤い部分は温度が高い=エンジン。
それにあのコンテナを落とせって事…」


「そういうことか！」

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