彼氏の背中に引っ掻き傷を見つけてしまった【炎柱】

肆 ページ5

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いや 、粉々だよ怪力め

因みに此処は産屋敷家近くの空き地である

粉々になったのは私の寄りかかっていた太い木





｢ 喧嘩でもした『 してません 』

いつ見つけたんだよ ｣


『 先程任務から帰って来た煉獄さんの着替えに居合わせてしまった時です 』





そう応えると宇髄さんは手に付いた木屑をほろいながらじっと私を上から下へと見た





｢ 貧相なカラd ァっっっ ！！！！ ｣


『 え ？ 』( 圧 )






何とも失礼な人だ

確かに肉付きはあまり良くないが





｢ おまっ 、は ！？ 俺様を殴るとは舐め腐ってやがる ！ ｣


『 本当に真剣な話何ですってば ！ 』





思わず声を張り上げると 、宇髄さんは噴き出した

何故 。





｢ お前がやる事を教えてやる ！

まず 、本当に 女が付けた物か 確認しろ！本人にな！

そんでその ______ ｣





思わず耳を疑ったが 、まあ奥さん3人居るだけはある

大人の余裕か





｢ ぶはっ！顔が派手に赤いぜA！！ ｣


『 ちょっと言わないで貰えます ？ 』





頬に手を当て必死に熱を覚まそうとする

果たして 、私にそれが出来るのだろうか





( いや 、やるしかないのか )





『 ... それでは 、話を聞いて頂きありがとうございました 』





最後に聞き取れるか危うい様な小さな声で

振られたら奥さん3人貸してください 、慰めて貰います

というと面白可笑しそうに彼は笑った

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