君の瞳に映りたい37 ページ10
あ「あいつらが家にきた！？」
ま「うん・・・・」
天月君に相談してみる
あ「いったんそれは置いておこう。まふくん、忘れればいいって言ったの？」
ま「そうだよ？だって忘れれば・・・・」
あ「馬鹿じゃないの！？」
ま「え！？」
なんで、なんで！？だって、つらいことを忘れて
Aは今まで生きてきた
だったら忘れることが一番じゃ・・・・
あ「もし、Aが記憶を失ってるって気がついたら、どうするの？」
ま「それはないよ」
あ「もしだよ、もし。しかもそれを兄が隠していたと知ったら？」
知ったら？
僕だったら、悲しくなるし、信じられてないって怒る
しかも、Aが、僕に隠し事をしていて、それがAや天月くんに心配かけてたり
迷惑になっていたら？
ま「どうしよう・・・・ぼく・・・」
『それ本当？お兄ちゃん』
ま「え・・・・A・・・起きて・・・」
『私、耳いいから、電話の声なんてすぐ聞こえる』
ま「ごめん、かけなおす」
天月君にそう伝え電話を切る
Aは、なきそうな顔をしていた
『本当なの・・・・？あいつらは、私のなに？なんで私は学校に行かないの？』
ま「それは・・・！！！」
『おかしいと思ったんだよね、気がついたらこの部屋が私の全てで
お兄ちゃんに怒鳴ってるのが普通だった』
ま「！！！・・・ぁ、隠してたわけじゃ」
『どうして、家族になれたあの日に、話してくれなかったの・・・？』
ま「だって！！」
『だってなに！？』
Aが泣き出した
子供の泣き方ではなく、声を押し殺して、悲しい顔をして涙を流す
18歳の、大人のA
あぁ、僕はこのままこの子が成長しないままだったらいいとおもって居たんだ
『お兄ちゃん・・・・怒鳴ってごめん・・・・っ外行ってくる』
外へ飛び出した
追いかける勇気がなくて、立ちすくんでいたら
ｷｷｰｰｰｰｰｰｯｶﾞﾝｯ
タイヤの音と、鈍い音と、叫び声
何が起こったかすぐにわかってふらふらと外に出る
何も見たくない
そこにはもうすでに人がたまっていてかきわけて前へと進むと
天月君が赤くなっていて呆然と天月君を抱きしめるAの姿があった
「飛び出した女の子をかばったんですって」
「あのぶつかり方は即死かねぇ」
おばさんたちが話している
ま「A・・・・！！」
『翔太さん・・・・ごめんなさい・・・・！！！私が、私のせいで！！！』
泣き出した
その姿は、恋をしていた大人の僕の知らない女性の姿のAだった
ラッキーアイテム
天月 おじゃまむし
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こもりうた - 大泣きしました(T ^ T)まふまふさんと天月さんが死んじゃったところを読んだときに涙が... (2019年8月7日 11時) (
レス) id: c6ad46fdd9 (このIDを非表示/違反報告)
涙静(プロフ) - 三日月アカリさん» 泣いていただけるなんて・・・！ありがとうございます！これからも精進したいとおもいます！！ (2016年2月26日 14時) (レス) id: dcd4ac3d8d (このIDを非表示/違反報告)
三日月アカリ - 泣いちゃった…泣すごくいい話でした！まふくんが転生してよかった！笑 (2016年2月26日 0時) (レス) id: 08897a7388 (このIDを非表示/違反報告)
涙静(プロフ) - 真歩さん» ありがとうございます！！気に入ってもらえてなによりです！！ (2015年10月25日 20時) (レス) id: dcd4ac3d8d (このIDを非表示/違反報告)
真歩 - とても良かったです。めちゃくちゃ泣きました。最後も終わり方すごい好きです！次回作も頑張ってください。 (2015年10月25日 1時) (レス) id: 01a2c26e2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涙静 x他1人 | 作成日時：2015年9月10日 22時
