67こめこぱん ページ24
あなたside
『おじゃましま〜す、りんちゃ〜んっでておいで〜っ?』
あ「りんは俺の部屋に居るから連れてくるよwリビングにルア居るよ?」
『リビングで待ってます』
あ「ww了解www」
抱きしめて離さなかった翔太は、なぜか今にも潰れそうな顔をしていた
でも、何かを決意した目に、なぜか一瞬胸のざわめきを感じた
『ルーアくん、遊ぼう?』
かわいらしく鳴いて、私の足に擦り寄ってくる
飼い主に似て人懐っこい
でもあまりにも足の周りをぐるぐるしながら顔を擦り付けてくるので
目回んないのかなってwww
『ほい、座ったよ。ひざ良いよ〜』
ぽんっとソファにあがって、ひざではなく私の隣に来た
しかも手を押しつぶしてどこにもいかせまいとそのまま寝てしまった
『もーwお前頭良いなぁ〜ww』
あ「A〜、りん連れてきたよ〜」
『わーいっありがと翔太!』
床におろした直後は翔太にべったりだったけれど、
翔太が促したら私のひざの上へ
あ「俺のお嬢様が・・・Aに浮気された・・・!」
『ふふふ・・・私にごろごろ言わない猫は居ないよ・・・』
そんな漫才をやっているうちに、りんちゃんも寝てしまったみたいで、まるまっておなかを上下させていた
あ「大丈夫?重くない?」
『へーき、軽いもんwルア君もwww』
あ「うわぁ・・・手しびれそうwww」
『大丈夫wもう感覚ないからww』
あ「手どけていいんだよ!?」
だって起きちゃいそうじゃん
ぎっちり手の上に居るんだからさww
そんなとき、翔太のあのときの目の意味がやっとわかることになる
切り出したのは翔太だった
あ「輝くんと俺、どっちが大切?」
『へ・・・?』
なんとも間の抜けた声が出たものだ
翔太は私の目をはっきりと見つめ、そらすことを許さなかった
あ「輝くん、来てるんでしょ?」
『やだ・・・』
あ「今なら俺と輝くんの」
『やめて』
あ「価値観の違い」
『いやっ・・・!』
それ以上言わないで
何かに、気づいてしまいそうだから
あ「はっきりわかると思うんだけど」
『言わないで!!!!』
かぶせ気味に叫んでしまったせいで
りんちゃんもルア君も驚いて、駆けていってしまった
『やだ・・・やだよ・・・しょうた・・・気づきたくない・・・一緒に、いたい・・・』
あ「・・・A、欲張りだよ、それじゃぁ」
ふわりと微笑んで、痛いほど抱きしめてくれた
そんな翔太の肩も時折跳ねていた・・・
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涙静(プロフ) - 猫耳さん» リクエストありがとうございます!では、その後の話を作りたいと思います!その中で番外編を書かせていただきます!少しの間お待ちください!! (2016年3月29日 20時) (レス) id: dcd4ac3d8d (このIDを非表示/違反報告)
猫耳 - 番外編とか書いてほしいです。その後の話しとか (2016年3月29日 12時) (レス) id: 25d0f5f064 (このIDを非表示/違反報告)
涙静(プロフ) - 艶葉さん» ありがとうございます!ずっと読んでいただけたなんて嬉しいです!!ぜひ次もお越しください!! (2016年3月23日 15時) (レス) id: dcd4ac3d8d (このIDを非表示/違反報告)
涙静(プロフ) - 艶葉さん» ありがとうございます!ずっと読んでいただけたなんて嬉しいです!!ぜひ次もお越しください!! (2016年3月23日 15時) (レス) id: dcd4ac3d8d (このIDを非表示/違反報告)
涙静(プロフ) - 月雨さん» ありがとう!お次も頑張るよ! (2016年3月23日 15時) (レス) id: dcd4ac3d8d (このIDを非表示/違反報告)
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