私は１人じゃないんです！！【歌い手】

６３ぎふら ページ19

天月side



見ちゃった


見てしまった


受け入れたくなかった


知りたくなかった







昨夜の行為で、Aの中は俺になったと思っていた


でも、甘かった


きっとAは離れすぎて輝くんがわからなくなってただけなんだ



あ「でも・・・やだよ・・・っ」



街中ということも忘れて涙を流した

手の甲で拭っても、服素手で拭っても、襟で拭っても

頭に浮かぶAの笑顔、泣き顔、彼女の顔が何度も俺の中を渦巻いた




あ「っ・・・！」



背を向けて、現実からめを逸らして走った

くっついていられなくなった雫が宙を舞う








だって、何か言えるわけないじゃん


あんな目、しぐさ、声色、距離・・・・





俺は知らない









Aの体温が消えた家の中で、むせび泣いた


声を出してなくなんて、いつ振りだろう


人って、こんなにぐちゃぐちゃなんだね





あ「俺は・・・負けたんだ・・・っそれ、だけ・・・！」




Aを溺れさせることができなかった

Aから輝くんへの執着を消せなかった

Aが「哀」で俺が「愛」だっただけで



最初から、すれ違ってたんだ




あ「元々、悲しみに漬け込んで・・・って感じだったから・・・ばち、当たったのかな・・・ｗ」





〜〜〜
めろんぶれっどツイッター


＞大ニュース！！
めろんに会えたの！
もう無理だと思ってたからかなりテンションヤバイｗｗ
これからお家で歌います！
キャスはしないお？ｗ


〜〜〜〜〜


あ「元気で・・・」



そのうち、別れを言われるのかな・・・

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