検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:174,906 hit

fl .81 ページ34

廉くんが居なくなってから半年、

健人くん達は卒業して

私たちは大学3年生になった。







「 Aせんぱ〜い♡ 」



「 っぬわ!?飛貴くん!! 」



「 正解です!何で分かったんですか? 」





いきなり後ろから抱きついてきたのは

今年入ってきた後輩の浮所飛貴くんだ。




私が顔も見ないで名前を言い当てると

目を大きく見開いて、私の顔を覗き込んできた。





「 だって私に抱きついてくるの

飛貴くんぐらいだもん 」



「 え〜そんなことないっすよ〜

ほら、あいつとか! 」



「 え? 」




飛貴くんが勢いよく指差したのは

他の一年生達と話す那須雄登くんだった。




私たちの視線に気付いたらしい雄登くんは

チラッと顔だけをこっちに向けて、

私と目が合うと、ゆっくり近づいてきた。





「 ほら〜

那須も絶対好きですよ!A先輩のこと! 」



「 は?好き? 」



「 何で見てたんですか? 」




そんな飛貴くんの言葉に混乱していると、

距離感バカな雄登くんが

私の真横にまで来ていた。




「 べ、別に見てないよ!? 」



「 でも、目合いましたよね? 」




ニヤニヤしながら尋問してくる雄登くんは

完全に私を弄んでいる。





「 ほら!だから言ったじゃないですか! 」



「 は?何が? 」





「 Aちゃんモテモテだね! 」



いやいやれおくん、

この状況、余計に掻き乱すのはやめてください。





「 両手に花だね!

あれ?それって女の子のことだっけ? 」




と、相変わらずバカなゆいちゃんも参戦してきて

今年は大変な年になりそうです。

fl .82→←fl .80



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (613 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1402人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

mii(みぃ)(プロフ) - さくちぃさん» わあ!永瀬担なのにそんなに揺れてくださって嬉しいです!(笑)健人くんも浮所くんもまだまだ出すつもりなので最後までよろしくお願いします(^^)更新頑張ります! (2018年6月10日 22時) (レス) id: 98fec86812 (このIDを非表示/違反報告)
さくちぃ - 永瀬担でありながら健人くんオチを願ってた者です、、笑 浮所くんにまでオチてしまいそうなほどこのお話にハマってしまいました((更新頑張ってください!! (2018年6月10日 18時) (レス) id: 5bc76ab6b7 (このIDを非表示/違反報告)
mii(みぃ)(プロフ) - なぎさん» ありがとうございます!!泣いてくださったなんて嬉しいです、、(笑)完結まで頑張ります!! (2018年5月28日 22時) (レス) id: 98fec86812 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - よかったです!!!何回泣かせにくるんですかもぅ笑笑これからも楽しみにしてますねっ (2018年5月28日 18時) (レス) id: ffa68ba1ea (このIDを非表示/違反報告)
mii(みぃ)(プロフ) - なこさん» 嬉しいお言葉たくさんありがとうございます、、!切なさの中にきゅんきゅんをテーマにしていたのでそう言っていただけてすごくすごく嬉しいです(;_;)最後まで大事に書きたいのでゆっくりにはなりますが完結まで頑張ります!ありがとうございます! (2018年5月27日 22時) (レス) id: 98fec86812 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mii(みぃ) | 作成日時:2018年2月7日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。