小さい影 ページ45
玲於side
23時前
監督やプロデューサー、色々な人と
お話できて、かなり良い時間過ごせた
そろそろお開きかなってとこで
二次会の話が上がって
玲於「 すみません、俺、帰ります。」
そう言って帰ろうとした俺を引き止めたのは
ミカちゃん
ミカ「 玲於、行かないの？」
玲於「 うん、行かない。」
ミカ「 玲於が行かないなら私もやめようかな。」
玲於「 行けばいいじゃん。」
ミカ「 ううん、帰る。」
玲於「 そっか、じゃあね。」
今度こそ、帰ろうとしたのに
手首、掴まれて
ミカ「 送ってくれないの？」
玲於「 なんで？」
ミカ「 なんでって、ひどいなあ。女のコ一人で危ないとか思わないの？」
Aちゃんだったらね、思う
玲於「 タクシーあるじゃん。」
ミカ「 …玲於も、乗ろ。」
玲於「 は、ちょっ 」
俺の手引っ張って
止めたタクシーに乗り込んで
…いや、俺歩いて帰りたかったんだけど
それで
Aちゃんのラインも気になるし、
電話して話しながら帰ろうと思ってたんだけど
…乗っちゃったもんはしょうがないか
玲於ん家からでいいよ
いや、送るんだからミカちゃん家からでしょ
送ってくれるの？
ここまできたらね、送る
ありがとう
そんなやり取りして
ミカちゃん、運転手に住所伝えて
走り出す、タクシー
ミカちゃん家に着いて
ちょっと寄ってく？お茶出すよ？なんて
ミカちゃんからの誘いを
ごめん、帰るの一点張りで断って
そのままタクシー乗って
マンションの近くのコンビニでおりて
家まで徒歩5分くらいのとこ
もう0時になりそうで
起きてるかな、なんて思いながら
Aちゃんに、電話かけて
__________只今、電話に出ることができません…
呼び出し音のあとに聞こえた
虚しい機械音声
何回か、かけてみたけど
結局聞こえるのは同じ音で
もう寝ちゃったかな
気づいたらマンション着いてて
ふと目に入った、エントランスの照明で見える
小さい影
茂みの裏、覗いてみれば
小さくまるまって、木によりかかってる、女のコ
.
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めぐみ(プロフ) - このお話が更新されるのを楽しみに毎日頑張れます！ (2018年2月16日 10時) (
レス) id: c75f6ffd72 (このIDを非表示/違反報告)
グリムパン(プロフ) - このお話死ぬほど大好きですー！ (2018年2月14日 9時) (レス) id: a2f3bd3954 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 嫌な予感が当たりませんように。主人公ちゃんが気持ちを伝えられますように。応援してます！ (2018年2月10日 18時) (レス) id: 06f92986dc (このIDを非表示/違反報告)
ありんこりん(プロフ) - お大事になさってください(>_<)更新楽しみにしています☆ (2018年2月5日 0時) (レス) id: 329e8ea8fd (このIDを非表示/違反報告)
はなはな - 早く元気になってください！更新待ってます!!!!!! (2018年2月4日 23時) (レス) id: 1f81b719c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花 | 作成日時：2018年1月27日 20時
