純情ブルーローズ2【佐野玲於】

別の理由 ページ34

玲於side








涼太「 れーお 」


玲於「 うわ、びっくりしたー 」


龍友「 ミルクティー？」


玲於「 うお、龍友くんもいたの…言ってよ 」








自販機で飲み物買ってたら

急に横から現れてきたうちのボーカル


マジで、心臓止まるからやめてほしい






涼太「 なんで、ミルクティー？」


玲於「 …別に、今日会議だけだし、よくない？」


涼太「 ふーん 」


龍友「 会議だからこそ、プロテイン 」


玲於「 …あー、てかなんでいんの？ここ 」


涼太「 飲み物買いに来た。龍友くん、付き添い。」







うーん、どれにしよっかな〜って
飲み物選び始めて

結果涼太くんが選んだの、ミルクティー







龍友「 え、涼太もミルクティー？」


涼太「 たまにはいいかな〜って思って 」


龍友「 珍し 」







涼太くんとミルクティー


めちゃくちゃ似合うけど
あんま飲んでんの見たことない気がする






玲於「 俺が飲んでたから飲みたくなったんでしょ 」


涼太「 まぁそれもある 」








…それもって、なに？




なんかあんのかな、別の理由

ってちょっとだけ不思議に思ってたら
涼太くん、耳元に寄ってきて







涼太「 Aちゃん、ミルクティー好きでしょ？」







それだけ言って

にこって微笑んで



龍友くん追っかけてった









え？






いやいやいやいや

なんで涼太くん知ってんの？




てか、待って

Aちゃんが好きなの知ってて
ミルクティーにしたってこと？


え、そういうこと？








俺と同じ？



……まさか、そんなことないよね









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