ちょっとした ページ31
玲於side
ミカ「 お疲れ様でした!」
今日の撮影が終わって
笑顔振りまいてる、ミカちゃん
俺はあんなキラキラ笑顔振りまけないから
お疲れ様でした、とだけ言ってスタジオを出る
うまく演じられたかなー
演技ってさ、あとから見ると
自分が思ってたのと違うこととか
しょっちゅうあるから全然わかんねえ
ミカ「 玲於!お疲れ!」
玲於「 あ、お疲れ 」
ミカ「 今からご飯行かない?」
玲於「 え?」
ミカ「 玲於ともっと話しときたくて。お互いその方が良い演技できる気がするから!」
玲於「 あー、いいよ。」
ミカ「 やった!準備してくるね!」
今日なんも予定ないし、断る理由ない
それに、演技のこと話すって言ってたし
店、予約しとくか
予約するのとか、かなり久々
メンバーと飯だと、ついて行くだけだし
Aちゃんとは、行くとこ決まってるし
おじちゃんのとこさ、
あんな美味くて、メニューも豊富なのに
なんでお客さんいないのか
未だに謎
立地のせいかなー
わかりにくいとこにあるし
知らなきゃ入ってみようとはなんねえか
もったいねえなあ、絶対損してるって
あそこ来たことない人
絶対知られれば人気になるって
まあ
かと言って人気店になってお客さんごった返して…
ってのは嫌だしな〜
ミカ「 おまたせ!行こう!」
玲於「 店もう予約したけど、ここでよかった? 」
ミカ「 わ、美味しそう!ありがとう!」
選んだのは
前に涼太くんに連れてってもらったイタリアン
ちゃんと個室あるし、美味しかったし
タクシー乗って、店着いて
金払って、ドア開けておりて
ミカ「 ねえ、玲於、手かして 」
後ろ見たら、
手伸ばしてるミカちゃん
え
段差あるし、ヒール履いてるから
若干、降りにくいかもしんないけど
助け必要なほど?
まあ、このくらい別にいいかって
結局言われた通り、手、差し出して
そのまま優しく、こっちに寄せて
ミカ「 きゃっ 」
玲於「 あぶね 」
ミカ「 ごめんね 」
玲於「 別に、店入ろ 」
俺にとってはたいしたことない
ちょっとした、ハプニングで
急にミカちゃんがつまづいて倒れてきて
それを俺が咄嗟に支えて
なんの気なしに手繋いだまま店に入って
ただそれだけで
まさか
俺が絶対に傷つけたくない人が見てて
傷ついてたなんて
知るわけもなかった
.
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めぐみ(プロフ) - このお話が更新されるのを楽しみに毎日頑張れます! (2018年2月16日 10時) (レス) id: c75f6ffd72 (このIDを非表示/違反報告)
グリムパン(プロフ) - このお話死ぬほど大好きですー! (2018年2月14日 9時) (レス) id: a2f3bd3954 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 嫌な予感が当たりませんように。主人公ちゃんが気持ちを伝えられますように。応援してます! (2018年2月10日 18時) (レス) id: 06f92986dc (このIDを非表示/違反報告)
ありんこりん(プロフ) - お大事になさってください(>_<)更新楽しみにしています☆ (2018年2月5日 0時) (レス) id: 329e8ea8fd (このIDを非表示/違反報告)
はなはな - 早く元気になってください!更新待ってます!!!!!! (2018年2月4日 23時) (レス) id: 1f81b719c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花 | 作成日時:2018年1月27日 20時