純情ブルーローズ2【佐野玲於】

玲於くん ページ29

玲於side









玲於「 よろしくお願いします 」


監督「 こちらこそ、よろしくね。」









ドラマの撮影初日






監督に挨拶して


スタッフさん、共演者、会う人会う人みんなに

よろしくお願いしますって




緊張すんなー









ミカ「 佐野さん、よろしくお願いします。」


玲於「 こちらこそ、お願いします。」








顔合わせ以来の、ミカちゃん


Aちゃんから話聞いてたから

なんつーか、前から知ってるような、変な感じ







ミカ「 仲良くしてくれると嬉しいです！」


玲於「 ……もちろん。」


ミカ「 あの、玲於くんって呼んでもいいですか？」









" 玲於って呼んでよ "




" ……玲於、くん "




" れお "




" 玲於くん "





" …まあそれでいいや "


" 俺もAちゃんって呼ぶね "






ふと思い出した

初めて告白したあとの、Aちゃんとの会話









玲於「 あー、玲於でいいっすよ。」


ミカ「 じゃあ、玲於！私のこともミカで！」


玲於「 …ミカちゃんって、呼びます。」


ミカ「 あ、はい…あの、敬語なくしてもいいですか？お近づきになりたくて。」









最近の若い女のコってみんなこんなもんなの？

なんか、ペース早くない？



…って俺も人のこと言えないか









玲於「 じゃ、ためで。」


ミカ「 うん、よろしく！玲於！」








ミカちゃん


そりゃ可愛いと思うし
人気あるのもわかるっちゃわかるんだけど






俺のこと、玲於くんって呼ぶ

Aちゃんの方が圧倒的に可愛いわ









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