純情ブルーローズ2【佐野玲於】

報告 ページ28

玲於side









玲於「 え？俺が？」






春に放送されるドラマ

そのキャストに選ばれた…らしい、俺






マネ「 うん、玲於が。今注目の若手をってことらしいよ？よかったじゃん。」







いや、うん


やっぱ世間的に俺の俳優としての評価ってまだまだだし、そんな中でこうやって仕事もらえるのすげえ嬉しいんだけど






…相手役、ミカちゃんらしく



まさかこんな早くミカちゃんと共演するとは

この前Aちゃんと冗談で話してたのに、本当になっちゃったよ








マネ「 てことで、明日、顔合わせね。」


玲於「 は？明日！？」


マネ「 ごめんごめん、急遽だったから伝えるのギリギリになっちゃってさ。」


玲於「 まじかよ… 」


マネ「 まあ、顔合わせだから大丈夫だとは思うけど。一応これしっかり読んどいて。」








それだけだから、もう帰っていいよって
去ってくマネージャー

渡された、書類







1枚だけめくってみると

確かにあるミカちゃんと俺の名前







すぐ帰る気もしなくて、椅子に座って

なんとなく読んで目を通す








どっかで見たことありそうな、よくありそうな

そんな男女4人のラブストーリー



最終的に、俺とミカちゃんがくっついて…







あー、このストーリー


Aちゃんとだったら最高のやつだ







そんなこと思いながら、にやけ抑えて


一通り読み終わった書類を
リュックに突っ込んで、事務所を出る






こういうとき

報告したくなるのはやっぱAちゃんで






ドラマ出ることになったよ
しかも共演者、ミカちゃん


そんなライン送って、携帯しまった








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