純情ブルーローズ【佐野玲於】

おそろい ページ7

Aside







A「 これで終了になります、ありがとうございました 」


「「「 ありがとうございました！ 」」」





ふ〜


初インタビュー無事終了




話してみたら全然怖くなくて

むしろすごい優しくて面白くていい人たちだった





真希「 あ、A！次表紙撮るらしいからミカちゃんの衣装確認よろしく！」


A「 はい！」





近くにいた真希さんに声をかけられて、スタジオの端っこで待機してるミカちゃんの元へ




A「 衣装確認失礼します 」


ミカ「 わ、かわいい〜 」


A「 いえいえ、そんな 」


ミカ「 おいくつですか？」


A「 今年で23です 」


ミカ「 え、全然年上に見えないです！ 」


A「 あはは 」





褒め言葉なのか、そうじゃないのか



私、この人苦手だ

嫌な人とは思わないし、綺麗なんだけど、その、なんか苦手


そもそも衣装確認するだけでこんなフレンドリーに話しかけてくる人なかなかいないから、慣れてないし話しにくい

でもフレンドリーな人がだめなわけじゃないし

哲さんとかフレンドリーだけど好きだし



うーん、なにがだめなんだろう

わかんないや






A「 おっけーです、失礼します 」






これでとりあえず私の仕事は終わった


まあ片付けとかもあるからあと2時間は帰れそうにないけど




「 あれ、もうない 」





さっきまでたくさんあったはずのミルクティー

飲もうとしたらもう空っぽで



なんで今日水にしなかったんだろう

疲れてたくさん飲むのわかりきってたのに



仕方ないから買いに行こう




A「 真希さん、私飲み物買いに行きますけどなにかいりますか？」


真希「 あ、お茶お願い！」


A「 了解です 」


真希「 ありがとね 」




…哲さんもいるかな




A「 哲さん、飲み物いりますか？」


哲「 お、買ってきてくれんの？じゃあ水お願い 」


A「 了解です！」






水2本、お茶1本



哲さんも水だって

おそろいだ、なんか嬉しい





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