狂乱を舞う 【文スト】【男主】

１２. ページ12

翌日

あれから帰ってきた僕は(何故か)与謝野医師に怒られ(何故か)今日から買ったコスプレ衣装を着て出社しろと言われた

ご丁寧に化粧品まで買ってもらいましたちくしょう…

「はあぁ…メイク出来るけど…うぅ…」

抵抗あるわぁ…

「ユキ！！これ着て狐の耳と尻尾出して！！」

そう言って兄ちゃんが持ってきたのは黒がメインの花魁の着物

待って,初日からそれデスカ…

まぁパンツが見えそうなくらい短いナース服よりはマシか…

――――――――――

「おはようございます」

諭吉達より遅れて出社

だって髪のセットが大変だったんだもん

「え"…由紀夫君かい！？」

そう言って太宰さんは僕に近づいて肩をつかんだ

痛い…

「国木田君…私ヤバいかも」

「なんだ」

「…由紀夫君で私抜けちゃうかm痛い痛い痛い！！」

「…あ」

無意識に僕は太宰さんの手を握り潰そうとしていた

てへぺろ(真顔)←

「今のは太宰サンが悪いですよね」

「そうだねぇ谷崎君！！

いっそのこと通報しちゃおうか！！」

「谷崎君と乱歩さん酷いっ！！」

うわぁんと床にうずくまって泣くフリを始める太宰さんの背中を踏みつける

「あ,下着女mグファッ！」

取り敢えず変態太宰さんは力の限り蹴って部屋の隅まで飛ばしておいた







(((こ…怖っ！！？)))

(蹴り…中也より強かった…痛い…)

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