孤独 (ページ3)

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今日の朝もいつも通り照たちと話してた。

照｢ふっかー？スマホ鳴ってる｣

『お、さんきゅー。…親父？』

親父とは寮で暮らし始めてから一度も連絡を取っていない。

突然の電話に驚いて、少し緊張しながらも廊下に出て通話ボタンを押した。

『もしもし』

｢あぁ辰哉。お前んところの寮、確か一室空きなかったか？｣

『え、あ、うん。』

｢それならよかった。明日から新しい子入るから、面倒見てやって。｣

『は？急にそんなこと言われても、』

その後、親父から成り行きを聞いたはいいけれど断れないまま電話は切れた。

再婚相手の子供って…しかも女の子。

ずっと暮らしてきたこの寮が、メンバーが俺は大好きだ。

だからこそ、その空気感が壊されるのが嫌だった。

…でも、もう決まってしまったことだ。

照｢ふっか大丈夫？何かあった？｣

照は5人の中で唯一俺の親父を知っている。
どんな人か、そして俺が親父にされたことも全部。

『うん、ありがと照。
みんなに話したいことあるんだけど今大丈夫？』

俺は普段ふざけキャラだから佐久間は｢なんかふっからしくなーい｣なんて笑ってるけど、それがいつも場を和ませてくれるから変に緊張しないで話せる。

『明日、この寮に女の子が引っ越してくることになった』

やっぱり、みんな驚いた顔でこっちを見てる。

｢えっと…お手伝いさんでも雇ったってこと？｣

『違う。親父が再婚してさ、その人の子供を入れたいってさっき電話で言われた。

ごめん、断れなくて…』

｢え、それってふっかの妹ってことじゃん！
妹と一緒に暮らすの当たり前っしょ！｣

｢俺らは全然平気…っていうかむしろ嬉しいくらい！｣

あー、やっぱりみんなのこと大好きだわ。笑
俺のわがまま聞いてくれてありがとう。