君がくれた夏 ~紫~ (ページ11)

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ガレージに戻るとキッチンには健太さんがいた

『何してるの？』

健「ん？晩飯」

『みんなの？』

健「他に誰がいんだよ笑」

『いやてっきり1人で食べるのかと』

健「あーでも一瞬考えたね笑」

『やっぱり笑』

健「 Aちゃんも手伝ってよ」

『もちろんです笑』

健太さんとご飯の準備を進め約1時間半経ったぐらいに出来上がった

健「あいつら呼んできてくれない？」

『分かった』

ラップしとくから完全に冷める前にと

バイト生を呼びに行ってくれと頼まれた

海辺に着いてからみんなを探すがなかなかいない

『どこいるの』

海に潜ってたら気づかないに決まってるが

『あ、いた』

泳いでると思って海の方ばかり見ていたけど

彼らがいたのは浜辺だった

しかも、女の人と複数

呼べない、あの中に入っていくのはさすがに勇気がいるし

女の人達はベタベタ渡辺くんや深澤くんを触っていて

ナンパもしくは逆ナンだろうとすぐ分かった

オドオドしていたら

？「あ、Aちゃん」

名前を呼ばれ振り返れば佐久間くんがいた

『あ、佐久間くん』

佐「何してんのー？」

『晩ご飯が出来たから呼んでこいって健太さんが』

佐「あ、まじ？」

『でも、あれ』

佐「あー逆ナンされてんのあれ笑」

『え、助けないの？』

佐「今から行こうとしてたらAちゃんがいたから笑」

『そういうこと』

佐「おーい！！お前らー！晩飯出来たってよー！」

佐久間くんが大声で逆ナンされ中の3人を呼んだ

振り返った彼らはオッケー！といい女の子達に何か言ってから

こっちに走って向かってきた

岩「もしかして呼びに来てくれた感じ？」

『あ、うん』

岩「うわ、まじごめん」

『ううん全然大丈夫』

隣に来た岩本くんから全力で謝られたから大丈夫と返せば

岩本くんはにっこり笑って佐久間くんの隣に行った

渡「お前足出しすぎじゃね？」

『え？』

深「それ思ったー笑」

『普通の短パンだけど』

渡「その短パンが短ぇ」

『ジロジロ見ないで』

渡「見えてんだから仕方ねぇだろ」

『変態』

渡「は、ちげーよ！」

渡辺くんと言い合いしてた時だった