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『私、テヒョンが楽しめる体じゃないかもしれない』
緊張で喉がカラカラになってるから、ひび割れたような声でそう告げたら、ぼんやりとした明かりの中でもわかるくらいの距離のテヒョンの目が、何度もパチパチまばたきをして。
TH「…楽しめるか、楽しめないか、まだ試してないからわかんないじゃん」
まるでなんでも無いことみたいに言い放つと、私の腕を掴んで引き寄せると、くるっと体を持ち上げて…テヒョンの膝の上にお尻を乗せてしまった。
『あっ、重いよ!』
TH「重くないよ。何キロ?てか足にAのお尻の骨が当たるから、確かにお肉は薄いかもね」
『評論家ですか?』
冷静に私のお尻の評価したテヒョンに、呆れた声を上げてしまった。
そしたらくすって笑った後に、私のシャツの前をするするっとたくし上げて、私の手を取って
TH「落ちないように、押さえといてね。それとも脱ぐ?」
脱ぐ勇気はないからとっさに首を振ったら、「ん」て頷いて、唐突にあらわになった私の下着姿をまじまじと。
えっ、これ私、
自分で下着見せてるみたいなポーズしてない?
確かにスポーツブラだから、水着みたいなもんだけど。
それでも、十分恥ずかしい。
ぎゃあって赤くなって我に返った瞬間に、テヒョンの手が私のウエスト掴んで
TH「ほっそ」
って言いながらぎゅむっと揉んだ。
『うひゃぁ』
私の色気のない悲鳴はスルーなのか、テヒョンの手はするするっと上にスライドしてきて、胸の下のブラのゴムの下で止まる。
『ちょっ、あっ、アハハハアハハハハハ』
敏感なとこ撫で上げられて、くすぐったさに身を捩って笑ったら、
TH「ちょっと、真剣に検分してるんだから、笑わない」
って怒られた。
『は、はい』
思わず背筋を正してしまったけど、待って。
何?検分って。
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作者名:フネ55 | 作成日時:2023年4月22日 2時