検索窓
今日:2 hit、昨日:19 hit、合計:96,516 hit

ページ9

さっきから、さらっとさらっと「妹」だって強調するけど、ジンヒョンも俺も、どんだけテヒョンイヒョンがAを好きだったか嫌になるくらい知ってるから、その複雑過ぎる単語を上手く飲み込めてない。

それでもヒョンは年の功なのか、


JN「…妹なら、良いね。問題、無いね?」


って、なんとかごっくんしたみたい。

でしょ?って言ったテヒョンイヒョンのスマホが震えて、ちょうどいい、て言ったヒョンがマイクをオンにした。



『ふざけてるんですか?なんでそんな布面積少ないの私が着るの。誰か着てるのみたいなら、テヒョンお兄ちゃんが着たら?似合うよ絶対』



前置きなくギャンギャンと、苛立ち数値1200くらいの声が飛び出した。


あ、Aの声。




待って。

テヒョンお兄ちゃんって、今。






まじか・・・







キリキリって感じで心臓が傷んで、思わずぎゅっとテヒョンイヒョンの腰を抱いてしまった。

固い男のお尻に顔押し付けてるんだけど、今は全然気にならないくらいの大ショック。

ヒョンは、ん?って言った後、俺を気遣う雰囲気でそっと肩に手を置いてくれたけど、スマホに向かってニヤニヤした声で


TH「なんで俺が着なきゃいけないの。A絶対似合うって。お腹ぺったんこじゃん。足も細いじゃん。胸も全然ないんだからぁ、恥ずかしがるような場所どこにもないでしょ?」


って、今までになくふざけた口調でAを煽った。



『ぶん殴られたいの?』



えっ、今のAの言葉ですか?

そんなぶっきらぼうで投げやりで、テヒョンイヒョンのことなんとも思ってないか、それかめちゃくちゃ熟練のカップルみたいな声。




ぐわー、胃の中ひっくり返りそう。





知ってるコレ。




嫉妬のやつだ。

◇→←◇



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (182 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
681人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:フネ55 | 作成日時:2023年4月19日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。