にばんめの恋 2【JK】- 私の初恋強奪事件 -

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◆You◆ ページ37

JK「俺と幸せに、なりませんか？」

画面越しのジョングクさんの、今日で何度も見たけど、全然見慣れなくてくすぐったくなるような、棘が全く取れてまあるい柔らかな、真摯な顔。

まるで教会で永久の愛でも誓うような、決意と信念の伝わる表情はまるで純粋な子供みたいな顔してるのに、美しかった。

その顔で、その唇でささやくように伝えられた、大きくて甘くて愛らしい言葉を、私は真正面から食らってしまって。

痛みもなく急所を貫くように胸を撃ち抜かれて、私は言葉にならない悲鳴を上げて、のけぞるようにベッドに倒れた。

スマホからわーわーと声がするけど、私は今それどころじゃない。

ジョングクさんが私が側に居ないことを、ものすごく悔しがってくれたけど。

私も、今まさに、

できることなら今すぐ会って、

あの大きな胸に抱きしめられたい気持ちで、

いっぱいになって。

- 人を好きになると時間とメンタルをやられるから、不用意に恋なんてしない -

18の私よ、あなたはそう言って男の子からのアプローチを、ろくに相手もせずに端から叩き折って来たね。

20歳の私が教えてあげる。

不用意にしてしまうもんだよ、恋は。

どれだけ嫌がって、避けて、目を向けないようにしてたって。

だって私、

どこで、どうして、なんでジョングクさんに落っこちたかなんて、

うまく説明できる気がしない。

それをどうして、こんなに深い気持ちに育てたのか、自分ではコントロールを超えたところのお話。