にばんめの恋 2【JK】- 私の初恋強奪事件 -

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『んっ、ふっ…うん…っ！』

奥歯噛み締めてるけど、鼻から抜ける音が十分快楽滲んでて、それ間違いなく聞いてるジョングクさんは、舌を引っ込める気配がない。

JK「耳ばっか、そんな、しないで！」

乱れた息で訴えたら、また一時停止。

耳にくっついたままの唇が、ふっと笑って。

JK「じゃあ、ここにしてもいい？」

ぐっと体離されて、濡れた耳が一瞬ひやりとした感覚に、肩をすくませた瞬間。

唇に、そっと何か触れた。

うそ、わかってる。

ジョングクさんの唇だよね。

逃げたいなら逃げられるくらいの、ゆったりした動作だったのに、私は逃げなかった。

触れて、すぐに離れた唇が、不思議そうに口の端をもう一度啄んだ。

私は至近距離のビジュアルの暴力に耐えかねて、ずっと目を閉じてるけど、そのまぶたにもふわりとキスが落ちたのを、黙って受け入れてる。

JK「おかしい」

戸惑いが滲んだ、揶揄うような声。

JK「借りてきた猫みたい」

さらりと、前髪をすかれてる。

もう、私の顔はジョングクさんに捕まってない。

ジョングクさんの締めた脇が緩んで、私はいつでも突き飛ばせるけど、それをするつもりがない。

もう一度、何かを確かめるように、唇に柔らかな唇が押し当てられた。

JK「…ほんとにA？」

震える語尾と、嬉しさを隠せない声。

『…私じゃなかったら、誰にこんなことしてるんですか？』