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HS「テヒョンも、お前も不器用すぎて見てらんない。あとAちゃんが振り回されてかわいそうだよ。サブマネ、一回離れて正解だったかもって思っちゃうよ」
ホソギヒョンはちょっと乱暴に、俺の肩を拳でドンドン叩いて俺の涙止めようとしてくれて、俺はそん荒っぽさがほんとウェルカム状態だから、甘えてぐすぐす鼻を啜って、
「俺は、嫌です」
ぼそっと本音呟いたら、
HS「お前の都合なんか聞いてないよ馬鹿。とにかくグガは、当分Aちゃんに近付くな。お前がしたことは、立派な犯罪行為だよ」
って低い声で、耳元に苛立ち多めの言葉が吹き込まれた。
行動は慰めてくれてるのに、言動は全然そうじゃない。
ちぐはぐだよヒョン、優しいのと厳しいの、分裂してて笑えるよ。
でも、やっぱりそうか。
分かってたけど、俺がしたこと、ほんと完全アウトなんだ。
そこにユンギヒョンも追い打ち掛けて。
YG「わかった?ホソクの言う通り。お前はしばらくは訴えられないことだけ感謝して、当分大人しくしてること」
嗚咽はもう止まったけど、勝手に溢れてくる涙が止まる気がしない。
恋を始めたばかりなのに俺は、
ほんと大きくつまずいて、
自分が掘ったでかすぎる穴に落っこちた。
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作者名:フネ55 | 作成日時:2023年3月27日 6時