私の初恋強奪事件 -3-【TH】【JK】 (ページ26)

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『おっしゃりたいこと、良くわかりました』

丁寧に頭を下げたのは、本当に感謝の気持ちで自然に。

それをユンギさんは黙って受け入れて、下げた頭をポンポンしてきた。

YG「勝手なお願いしたけどさ、Aさんは自由な意思決定権のある人間です。よく考えて、決めてください」

そう言った手が、するっと頬を伝って顎に降りてきて、指三本でくっと顔を持ち上げられる。

近い距離でのぞき込むユンギさんが、面白そうに私の表情眺めてから、

YG「なるほど、これは癖になる」

ってちょっと意味がわからないこと言ってから

YG「では、お帰りください。俺ガチでフラフラするくらい眠いから」

って、ほっぺペシペシ叩いてドアを指さした。

『答えは聞いてくれないんですか？』

私は逆らう気力すら削がれて、言われるがまま立ち上がって歩き出しつつ、ちょっと振り返って尋ねたら、

YG「それはテヒョンにして」

て、あくびまじりに言い切られた。

時間を見たら、なんと部屋に入ってたった30分しか、経ってなかった。

ユンギさんの舌技、すご。